ミッション&ビジョン
- 自分の歯の本当の状態を知っていただくお手伝いをいたします
- なぜ、その治療が必要なのかを知っていただくお手伝いをいたします
- 口腔環境のコンプレックスを無くすお手伝いをいたします
- むし歯菌(ミュータンス連鎖球菌)により感染性心内膜炎や脳出血が誘発されることがわかってきました。
- 無症状の軽度歯病でも、慢性持続性炎症を起こします。その結果インスリンを阻害して糖質代謝が悪くなり(インスリン抵抗性)、歯周病が原因の糖尿病を引き起こします。
村松歯科医院のミッション
ひとりひとりに合った納得できる歯科診療で心と体の健康を提供いたします
お口の中の状態は人それぞれ。良いと言われていることでも、状態によっては避けた方がいい場合もあります。それをお伝えすることから歯の健康は始まります。
ひとりひとりのお口の状態に合わせた気をつけ方をお伝えし、ご理解いただくことが大切です。
私たちは、年齢も境遇も違うひとりひとりにあったケアを、わかりやすい言葉でご提案いたします。お口さっぱり、体すっきり、心さわやか、全身の健康を歯から始めましょう。
村松歯科医院のビジョン
一番大事なことは、みなさまがご自身のお口の中の状態を把握されることです。
私たちだけが理解して頑張るだけでは、治療はできても、良い状態を保ちかつ予防をするまでには至りません。
良い歯と体の健康を保つにはホームケアと定期的な通院という、ご自身の自発的な行動が必要となります。
知らないことが起こると不安になります。解消方法もわからず、苦しみに耐え、誰かに治してもらうのをただ待つだけになってしまいます。
受け身の状態であることは、ご自身にとって損でしかありません。状況がわかれば、その治療が必要であること、通院日数や時間が必要となることもご理解いただけると思います。
また、ご自宅でできるホームケアの必要性がわかり実行することができます。ホームケアが上手にできるようになると、治るスピードアップにつながりますし、日に日に改善していくことが実感でき、苦しみから治る喜びへと気持ちにも変化がでてきます。
やるべきことが見えて実行できるようになると、知らず知らずのあいだに、痛みがないことが日常となります。歯が良くないことで感じるコンプレックスがいつの間にか気にならなくなり、そして解消につながっていきます。
私たち村松歯科医院のスタッフは、みなさまを大事な家族と感じ、家族のような温かさで、歯科診療をご提供いたしております。
家族のことであれば自分のこと以上に心配もしますし、喜びも分かち合えます。また、伝えることよりも、解りやすい説明で伝わることを常に意識しております。だから難しい言葉を使いません。
私たちは、健口と健康を祈りつつ、これからもみなさまのお手伝いをしてまいります。
よろしくお願いいたします。
村松歯科医院 院長 村松美樹
経歴
1990年3月 日本歯科大学卒業
1990年4月 村松歯科医院入職
2006年4月 村松歯科医院開設管理者就任
資格・所属学会
日本矯正歯科学会
日本口臭学会
ジャパンオーラルヘルス学会
日本感染症学会
日本口腔検査学会
日本スウェーデン歯科学会
国際歯周内科学研究会
日本睡眠学会
日本口腔筋機能療法学会
ドライマウス研究会
ジャパンオーラルヘルス学会認定医
インビザラインドクター
口腔感染症予防外来認定医
ドライマウス研究会認定医
日本における歯科事情
平成元年(1989年)に国と歯科それに関係ある各種団体が協力して80歳で20本の歯を残す「8020運動」が始まりました。
その後、平成25年(2013年)の「健康日本21(第二次)」では、令和4年(2022年)度までに80歳で20本の歯が残っている人の割
合が全体の50%になることが目標でしたが、 5年以上も早く達成しました。
「8020運動」発足当初10%に満たなかった達成率が平成28年(2016年)には51%になりました。
そしてその年の4月の診療報酬改定で「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」という制度が新設され、予防に関わる処置に保険の適用が認められ、継続的なお口の管理を行いながら、むし歯や歯周病の重症化を予防することができるようになりました。
ようやく予防歯科が充実してきたところです。
日本は世界でも有数の長寿国ですが、歯の寿命ではまだまだ誇れるものではありません。
歯の寿命をのばすための予防歯科では世界からかなり遅れをとっている日本ですが、 「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」がきっかけとなり近い将来に世界水準に追いつき追い越すのではと大いに期待をしております。
「日本で暮らす人はみんな歯が綺麗」と言われるようになることは私の夢なのですが、最近では実現可能になってきているのではと考えるようになってきました。
村松歯科医院について
これまで
村松歯科医院は昭和41年(1964年)4月に初代院長村松熊吉により開設されました。
この地域で、 50年以上長くお付き合いさせて頂いております。
昭和の時代から保険でできることはとても限られていましたが歯のクリーニング等の予防治療に努めて参りました。
私は平成18年(2006年)4月に父の後を引き継ぎ管理者となりました。
その当時でも保険治療は治療に関するものが多く、予防に関する保険治療は、まだまだ満足できるものではありませんでした。治療→再発をくり返す原因はわかっていてもそれを阻止できずもどかしく思うこともありました。
また、「歯を抜かないことは良いこと」という言葉が一人歩きをしていて、歯のクリーニングをしようとすると、「痛くなって歯を抜かなければいけなくなるからやめて」とおっしゃる方も少なからずいらっしゃいました。
体に悪影響を及ぼすような状態にもかかわらず、改善できる治療を受け入れご了解いただくまでにとても時間が必要でした。
契機
当院は平成29年(2017年)3月にかかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所に認定されました。
それにより、保険治療で生涯を通じた歯科疾患の重症化の予防治療をできる機会が多くなりました。
保険治療でも思い描く予防処置ができるようになり、頭を抱えるような問題が劇的に解消されました。
認定後は定期的にお通いいただいている患者さまのお口の中がかなり改善され、笑顔も美しく輝くようになりました。
新たなむし歯が多発することがなくなり、歯を削る機会が少なくなってきたことはとても喜ばしいことです。
こだわり
歯がむし歯だとしみたり痛くなったりする。歯周病だと歯がグラグラして咬めなくなってしまう。
歯の病気は自然と治らないので治療しないといけない。
ここまでは皆さまご存知かと思います。
むし歯・歯周病はバイオフィルム(=プラーク)の感染症です。バイオフィルムはたくさんの種類の細菌とその細菌達の排泄物(代謝物質)の塊です。
細菌はお口の中に常に棲みついている常在菌なので追い出すことができません。だから完治しないで再発を繰り返すのです。
再発するタイミングは「Microbial shift(マイクロバイアル シフト)=細菌の変化」です。善玉菌が減って悪玉菌が増えることが原因です。お口の中の菌の種類は人により違います。
一度感染を起こしたら菌を追い出せないので、最恐の悪玉菌が棲みつている場合には特に注意が必要です。
ですが、最恐の悪玉菌が棲みつている場合でも、お口の環境を整えた上でMicrobial shiftが起きないようにできれば、再発を防止できます。
歯ぐらい我慢すればと、思いがちですがむし歯菌や歯周病菌がいろいろな病気の原因の1つであることが解明されています。
例えば…。
健口(お口の中が正常であること)であれば、歯と歯ぐきがバリアを作っているので体の中には細菌は入っていかないですが、バリアが崩れた時にはお口の中の細菌は血液の流れに乗って全身を駆け巡ることになります。このとこが原因で起こる全身疾患があります。
エビデンスの高いものから糖尿病、心血管疾患、認知症、リウマチ…まだまだたくさんあります。100以上の全身疾患とむし歯菌・歯周病菌は関係があります。
こわいですね…。
不老不死ということがない以上、生きている間は健康でいたいものです。目標は健康寿命の延伸ですが、私たちの取り巻く環境において健康を阻害する要因を全て取り去ることは不可能です。
ただ、むし歯菌や歯周病菌が関係して引き起こされる全身疾患は、むし歯や歯周病を予防して健口になればおのずと予防ができます。健口になれば、健康を阻害する要因のいくつかは取り除くことができ、引き起こされるはずだった全身疾患も予防もできてしまいます。
とても素晴らしいことです。
ちなみに、アンチエイジングとまではいかないかもしれませんが、病的に引き起こされる過度な老化は、お口の環境を早いうちから整えておくとにより予防できると私は考えております。
メタボリックドミノという図をご覧ください。今までのお話しはこの図に集約されています。
歯周病やむし歯はメタボリックドミノの上流にありますので、予防可能なものを予防しないのはもったいないです。
村松歯科医院では、皆さまの健康寿命の延伸のために、お口の中の病気の治療だけではなく、年齢に合わせた食育、お口さらにはお顔の良い方向への成長を促すトレーニング、むし歯・歯周病予防、オーラルフレイル(口腔機能低下症)の予防に力を入れております。